年初2か月 ベトナム経済好調

(VOVWORLD) -年初2か月、ベトナムでの新型コロナウイルス感染症が複雑に推移していますが、ベトナムの輸出は伸びを見せています。

農業農村開発省所属農産物加工と市場開発局によりますと、今年1月のベトナムの果物と野菜の輸出総額はおよそ2億6千万ドルに達する見通しです。ベトナム最大の輸出市場は依然として中国、アメリカ、タイ、韓国です。2021年の主要な輸出品目は木工製品、水産物、コメ、コーヒー、果物、ゴムとなることが予測されています。

また、1月の輸出入総額は540億ドルにのぼる見通しで、昨年同期と比べて45%増となり、そのうち輸出額は270億ドル、昨年同期比でおよそ47%増、輸入額は270億ドルで、昨年同期比44%増となりました。これは1月の輸出入額として近年の最高となっています。一方、紡績縫製分野の場合、商工省によりますと2021年は年間輸出総額を390億ドルに達する見込みとしています。

商工省所属貿易振興局のブー・バー・フー副局長は「新型コロナウイルス感染症が拡大している背景の中で、農林水産物の需要が高まっている。そのため、今後、そのチャンスを掴んで、貿易振興活動を強化する必要がある。特に、オンラインを通じて、国内外で貿易振興を強化してゆく必要がある」と強調しました。

一方、財政学院所属経済財政研究所のグエン・ドゥク・ドゥ副所長は「ベトナムは世界のほとんどの国々と貿易関係を結んでいることはベトナムにとって大きなメリットとなっている。現在、重要なことはベトナムが締結してきたベトナムと欧州連合とのFTA=自由貿易協定やCPTPP=包括的かつ先進的環太平洋経済連携協定などFTAがもたらすチャンスを活用するということであると明らかにしました。


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